食わぬなら食うまで待とう、、、拒食症
ディスカスを飼っていればぶつかる壁。拒食症。
僕も飼育2ヶ月でぶつかりました。確か、強い個体が他の2匹を追いかけ回すようになって数週間後ぐらいだったと思います。
以下は思い出せる限り詳細に書いてみました。一つの事例として参考になれば幸いです。
拒食症って、吸水口とか水槽の端っこで動かなくなって黒くなってる感じだと思ってたんですが、違いました。
体色とか普通でしたし、むしろバーチカルの部分が反転して、白っぽく見えてたぐらいで。なんかちょっと攻撃的なようにも見えました。そして、普通に前に出てきて餌を食べようとつついてるんですけど、よく見ると口に入れた赤虫をペッて吐きだしてるんですね。
最初は何だろう、赤虫が不味いのかな?
同じやつなんだけど…と思いながら見てましたが、それが数日続くので、
あ、これはマズイ、拒食症だと。
そして、薬浴(←早まりました~_~; )
フラジールにて薬浴中
一週間経っても効果なし。
で、
たかあきさんの C'ZONE 拒食症考察
チャオチャオさんの ブログ
などなど
を参考にしながら対応してみることに。
(今読み返してみたら、結構内容と違ったかも笑)
縄張り争いがひどいので、とりあえず隔離飼育することにして、ヤシブ(←ヤシャブシの間違いでした^^;)の実とテトラブラックウォーターを買ってきて、ドバッと入れて様子見。
あと、一応水槽の半分を遮光しました。
毎日、赤虫を上げてみるも食べず…
ヤマトヌマエビをむきエビにしてみましたが、それも食べず…
一週間過ぎても変化がないので、温度を32℃まで1日1℃ずつ上げる。
32℃で2日間、様子を見ながら餌を上げるも残念ながら変化なし。
ここで、僕は高温治療を諦めました。
このまま高温で飼育すると、代謝が高まっている分、体力の消耗も早いだろう。今のところ餌を食べる見込みがない以上、長期戦を覚悟すべきだなと。
というわけで、1日1℃ずつ下げて26℃に戻しました。
今思えば、この判断が良かったように思います。他に対策も思いつかなかったですし、時間を稼ぐと言う意味で良かったです。
あと、木酢液やらHB-101を入れてみましたけど、効果の程は良くも悪くも不明です。
夜中、部屋が暗いと水槽の前の方まで出てきて泳いでました。痩せこけているわけではなく、体調も悪くなさそうでしたが、依然として餌を食べてくれませんでした。
そんなこんなで時間だけが過ぎていく感じで、2ヶ月以上が経ってしまい、さすがに僕ももう無理かなと思ってました。
ちょうどそんな時に、メイン水槽の方の2匹が僕のミスで突然お亡くなりになってしまいました。ディスカスを飼い始めて数ヶ月、不幸は重なるものだな…と凹んでいました。
拒食のディスカスを隔離する必要もなくなったので、とりあえずメイン水槽に戻しました。
食べてるところを確認はできませんでしたが、次の日にはエビが無くなっていました。
もう一度むきエビを与えて見ると(ヤマトヌマエビには再三申し訳ないですが)、今度は用心深く確認しながらも、食べているところを見せてくれました。
長かった。2ヶ月半にして、やっと食べてくれましたT_T
そして、2ヶ月半経っても拒食症から回復してくれるのかと驚きと感動を感じました。
キョーリンのフレークの原料はオキアミールが先頭にあるので、エビ成分が豊富なんだと思います。
このブログを書くときにネットでディスカスの拒食症について検索したら、拒食の個体がフレークを食べ始めたとのブログを見つけました。
赤虫を食べないなら他の餌も食べないだろうと僕は思ってましたが、案外フレークに変えてみるというのも一つの方法かもしれません。
ディスカスがつついて口に入れる状態であれば有効な方法だと思います。
これで、拒食は治りました。
ただ、まだ赤虫は食べると吐きだすので、しばらくは同居のコリドラスのために少しだけあげてました。
また以前のように赤虫を食べるようになったのはそれから1ヶ月以上後のことでした。
赤虫嫌いが治ったあとの写真。ガッツリ食べるようになりました。
以上